(積み木通信(No.264)に掲載された特集記事より)

<老化を遅らせるための生活指針>  (人間総合科学大学:熊谷修 )

◇ 欠食は絶対に避ける。・・・・年を取ると自然に食事量が減少する。3回の食事はしっかりとらないと低栄養になる。

◇ 魚と肉などの動物性蛋白質を十分に摂取する。・・・・シ二ア男性は70~ 75g、女性は60~ 65gを摂る。

◇ 魚と肉の摂取は1:1程度の割合にする。・・・・多様な動物性蛋白質をとることが大事。片寄らないようにする。

◇ 油脂類が不足しないよう注意する。・・・・シ二アではコレステロールは必須。少ないと抑うつ傾向となる。

◇ 牛乳を200m l程度は飲む。・・・・牛乳や乳製品を取らない人の方が物忘れが早く進むという研究結果がある。

◇ 食材の調理法や保存法をよく知る。・・・・視覚・嗅覚・味覚など五感の衷えが進むので対応できるよう準備。

◇ 調味料を上手に使い美味しく食べる。・・・・減塩も食欲減にならない程度に。美味しく食べられることが大事。

◇ 自分で食品を買い、食事を用意する。・・・・食事の準備行為は自立の能力。買い物は地域の人との交流の場。

◇ 会食の機会を積極的に作る。・・・・人と交流しての食事は食欲を高める。交友関係を広げよう。

◇ 余暇活動を取り入れた運動習慣を身につける。・・・・「知的能動性」の能力を維持するために、外に出よう。